ノベルティが企業と顧客の距離を縮める

エコバッグ、携帯ストラップ、ネックストラップ、ボールペン、マグカップ、ハンドタオル…今、家の中を見回しただけでこれだけのノベルティ商品がありました。いずれも気にいって使っているものばかりです。ノベルティを使うということは、提供してくれた企業を支持しているということ。お気に入りのショップでもらったノベルティは大切に使うものです。それでは、気に入らないノベルティはどうするかといえば、破棄するか人にあげるか、はたまたタンスの肥やしになるか、という感じです。それはおそらく誰もが同じだと思います。「断捨離」という言葉が流行しています。いらないものを捨て、物に執着しない生活をしよう、という意味だと思います。この「断捨離」に照らして、溜まったいらないノベルティを大量に捨ててしまう、という人も多いのではないでしょうか。多くの場合無料で配布するノベルティは受け取ってはもらえるでしょうが、昨今の「断捨離」ブームのせいで、ずいぶんと役を果たさずに破棄されてしまっているのではないかと危惧してしまいます。「断捨離」対象になるかならないか、は商品そのものを気に入っている場合はもちろん、やはり企業への思い入れも多分に影響してくるものです。好きなショップや地元の企業、家族の会社のノベルティがあれば、それを捨てようとは思いません。また、もらうのに一定の条件が必要なノベルティは、その付加価値ゆえに大切にしようと思います。あるショップである程度の額以上の買い物をした、新年初売りに並んだ、限定商品である、などの付加価値があると、そのノベルティへの思い入れも強くなるものです。無料でもらえるノベルティが氾濫している昨今だからこそ、本当に価値のあるノベルティだけが使用され、本来あるべき広告塔のような仕事をできるのだと思います。捨てられるノベルティと大切にされるノベルティを見極め、後者のノベルティを作っていく必要があるでしょう。

そのためには多量に安価で安直なノベルティを作るよりもむしろ、付加価値で勝負するノベルティを作った方がいいのではないでしょうか。必ずしも費用をかければいいというわけではありません。

例えば手に入れるのに一手間かけるようなもの、渡す際にスタッフからの声かけがあったり、持っていたら優遇を受けられたり、というようにノベルティそのものに物語を付随させること、付加価値を持たせることが大切であるように思います。